妄想プログラマのらくがき帳 : 1月 2015

2015年1月25日日曜日

[Android]AndroidStudioでエラーが出てエミュレータが起動しない場合の対処法

AndroidStudio でコードを書いていざデバッグ!というときに「emulator: ERROR: x86 emulation currently requires hardware acceleration!」というエラーが出てエミュレータが起動しない場合があります。私の場合、AndroidStudioをインストールして一番最初のデバッグ実行時にこのエラーが出ました。


ふむふむ、エラーメッセージによると「Inter HAXM をちゃんとインストールして使えるようにしてくれ」とのこと。。
あれえ?おかしいなあ、HAXM はインストールしたのになあ…と思ったんですが、調べてみたらインストールできてませんでした。おかしいのはどうやら私の頭の方だったようで(;^_^A  改めて HAXM をインストールし直したらエミュレータが起動しました\(^o^)/

つまり、上記のようなエラーが出てエミュレータが起動しないのは、エラーメッセージにあるように HAXM がインストールできていない、または使えるようになっていないからです。ということで、HAXM のインストール方法を以下に記します。

HAXMのインストール条件

HAXM をインストールするには、ハードウェアと OS が HAXM のシステム要件を満たしている必要があります。具体的には、CPU が
  • Intel® VT-x
  • Intel® EM64T (Intel® 64)
  • Execute Disable (XD) Bit
をサポートしている必要があり、OS は Windows Vista 以降でなければなりません。詳細は Installation Instructions for Intel® Hardware Accelerated Execution Manager の「System Requirements」を参照してください。

ちなみに CPU がサポートしている機能は Intel® Product Information で確認できます。

HAXMのインストール方法

HAXM のインストール条件が整っていることが確認できたら、以下の手順で HAXM をインストールします。
  1. BIOS で VT-x と Execute Disable (XD) Bit を有効にする
    まず最初に BIOS で VT-x と Execute Disable (XD) Bit を有効にしておく必要があります。BIOS の設定項目で VT-x と Execute Disable (XD) Bit を探し出し、Enabled にして設定を保存、パソコンを再起動してください。
    ※BIOS での設定項目名は環境によって異なるので、注意深く探してみてください。
  2. SDK Manager で Intel x86 Emulator Accelerator (HAXM installer) をインストール
    次に SDK Manager で Intel x86 Emulator Accelerator (HAXM installer) をインストールします。

  3. HAXM のインストールフォルダ※を開き、「intelhaxm-android.exe」を管理者権限で実行します。
    ※インストールフォルダは環境によって違うかもしれません。私の場合「C:\Android\sdk\extras\intel\Hardware_Accelerated_Execution_Manager」でした。
3の手順が問題なく完了すればインストール完了!これでエミュレータが起動するようになるはずです。

メモリ上限サイズの設定

インストールの途中でメモリ上限サイズの設定があります。


ここで設定する上限サイズですが、1つ注意しないといけない点があります。ここでの設定値が AVD のメモリサイズより小さい場合、「HAX is not working and emulator runs in emulation mode」「emulator: The memory needed by this VM exceeds the driver limit.」というエラーが出て HAX が有効になりません。


HAX を有効にするには、再度「intelhaxm-android.exe」を実行して上限サイズを変更するか、AVDのメモリサイズを上限サイズより小さくする必要があります。

2015年1月12日月曜日

[Android]AndroidStudioをインストールしてみた。

去る2014/12/09に AndroidStudio 1.0 がリリースされました。
ということで、ちょっと遅くなりましたが AndroidStudio をインストールしてみました。
※インストール手順は2014/12/30時点での手順です。

インストーラーをダウンロードする

まずインストーラーをダウンロードします。下記場所からインストーラーをダウンロードしてください。

Download Android Studio and SDK Tools
  1. 緑色の「Download Android Studio for Windows」ボタンをクリック。
  2. 利用規約が表示されるので、よく読み、同意なら、「I have read and agree with the above terms and conditions」チェックボックスをチェックし、青色の「Download Android Studio for Windows」ボタンをクリック。

AndroidStudioをインストールする

次に AndroidStudio をインストールします。
  1. ダウンロードした .exe をクリックしてインストーラーを起動します。
    1. JDK がインストールされていない場合、JDK要求画面が表示されるので、JDK ダウンロードページへのリンクをクリックし、JDK インストーラーをダウンロードしてください。
      JDK要求画面

    2. JDK ダウンロードページですが、JDK は CPU と PSD がある場合は CPU を選択し、開発環境のプラットフォームに合った .exe をダウンロードします。
    3. ダウンロードした .exe をクリックし、インストーラーに従って JDK をインストールします。
    4. Android Studio のインストーラーに戻り、JDK のインストール先パスをテキストボックスに設定します。
      ※Windows の JDK デフォルトインストール先「C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_71\bin」を入力する場合、パスにスペースが含まれるため、パスをダブルクォーテーションで囲む必要があるので注意。まあパスにスペースがあると駄目なケースは結構あるので、3で JDK をインストールするときにインストール先パスをスペース無しの場所にした方が無難です。

  2. コンポーネント選択画面が表示されます。特に理由が無ければデフォルト設定で「Next」を押し次へ進みます。
    コンポーネント選択画面

  3. ライセンス条項が表示されるので、同意するなら「I Agree」ボタンを押し次へ進みます。
    ※当然ですが、同意しないと先へ進めません
  4. Android Studio と Android SDK のインストール先設定画面が表示されます。デフォルトで問題ないならそのままで、変更が必要ならパスを変更し、「Next」ボタンを押し次へ進みます。
    インストール先設定画面

  5. エミュレータ設定画面が表示されます。ここでエミュレータが使用するメモリサイズを設定しますが、このサイズが小さすぎるとエミュレータの高速化が有効にならないケースが出てくるので、Recommended の512MB とするより Custom で 1024MB くらいにしといた方がいいかもしれません。
    サイズを設定したら「Next」ボタンを押し次へ進みます。
    エミュレータ設定画面

  6. スタートメニューフォルダの作成画面が表示されます。デフォルトから変更したい場合は変更してください。
    最後に「Install」ボタンを押してインストールを開始します。あとはインストールが終わるまで待つだけです。
 
以上で、AndroidStudio のインストールは完了です。